2018.03.22
鹿児島知覧訪問
九州の学会の折、かねてより行きたかった鹿児島の知覧へ行ってきました。
実は私の伯父が海軍士官として昭和18年にソロモン沖で敵艦に突撃し戦死しております。帝国大学を出て将来を嘱望されていましたが、海軍のパイロットに志願し、南太平洋を転戦し、最後は敵艦に体当たりしたのです。温厚で文武に長けた優秀な方でしたので非常に惜しまれました。
知覧は薩摩藩の城下町で武家屋敷も残る素晴らしいところでした。桜が満開で開聞岳が望まれ、こんな美しいところから沖縄へ向けて飛び立ったのだと思うと涙を禁じ得ませんでした。特攻隊員は平均年齢21歳で、大学出身の方が多く、勝ち目のない戦局を全て理解したうえで飛び立ったのです。改めて今も変わらない無責任な国策と自分の人生について考えさせられる機会となりました。