2021.01.01

旧年はコロナ禍に終わりましたが、お元気でお過ごしでしょうか?
欧米先進国が軒並みGDPを急落したのに、都市封鎖に成功した中国はGDPを成長に戻し、2028年には米国を抜き世界一になる予想です。中華思想に基づき負けを認めない人民解放軍は英国から香港を、次に台湾、鎌倉幕府の日本を経済的属国にするのが宿願とも聞かれます。私達の世代が信じてきた日本的な民主主義は一体何だったのか?長州閥が国土を灰にした明治維新の過ちではなかったのか?
人生がマラソンなら70才は35㎞、まさに胸突き八丁の日々です。しかし勝負はここからです。経済の見込みがなくデフレが再燃するこの国難に立ち向かえるか。今日本に必要なのは感染と植民地化を防止した鎖国、オランダを通じ、天然痘を撲滅した幕藩、近代医療を実践した赤ヒゲ先生では。
2020.06.29
新型コロナウイルス感染症に関して、私ども医療従事者は破れた防護服など乏しい医療環境で頑張っております。しかしながら、日本政府の対応のまずさもあり、間違った認識をされ一部誤解もあります。正しい学会等からの認識を知ってもらう必要があります。
まず、感染症の基本は早期検査・早期隔離です。その点未だ日本だけはご存知のように検査が不徹底です。今は一部認められましたが、唾液による検査を早期にすべきでした。
それと、臨床を知らない素人に近い保健所にPCR検査の権限を任せたのが間違いでした。現に、アメリカのロサンゼルス郡1000万人では早期に唾液検査を導入し実施しています。ニューヨークでは医学生や獣医まで動員して検査を実施しています。

最も唾液検査を扱い慣れている歯科医や歯科衛生士によるPCR検査を早期に認めるべきでした。日本の官僚主義の弊害がまた露見しました。アベノマスクなどは論外で、あの500億があればシャープを中国系台湾企業に売り渡すことはなかったのにと悔やまれます。おかげで世界に誇るシャープ亀山工場の液晶技術を中国は杭州に1兆円規模の工場を建て、V字回復しました。今回シャープの高価なマスクに日本人が殺到したのはご存知の通りです。
小児科学会の見解によりますと学校や保育園でのクラスターはないかあるとしても稀で、それよりも心理的圧迫による健康障害の方が問題としております。子供の感染者はいますけれども、一般的に特殊な疾患を除き健康な子供の場合重症化は少なく、子供の感染はほぼ全て家庭内感染です。学会では教育・保育・福祉施設の閉鎖は感染流行防止の効果は乏しく、子供の心身を脅かしていると警告しています。子供は屋外で距離をとった活動をさせて、オンラインでの勉学を充実させIT後進国を返上しなければなりません。
また、歯科医院でのクラスターの発生がありましたが、スタッフ室で一緒に食事をとったことによるもので、診療室で院内感染は起きていません。コロナ対策には免疫力向上からも口腔ケアが大切で、江戸期の日本人は風通しのよい木造建築に住み、口臭の原因や細菌の培地になる舌の清掃もしておりました。実は徳川政権は豊臣秀吉による朝鮮出兵で国内 に蔓延した梅毒を鎖国により抑制し「赤ひげ」小石川養生所で知られているように、蘭学による西洋医学を取り入れ、天然痘の克服に努めました。
医療の最前線で働いているコロナウイルス感染外来の医療従事者はもちろん、感染のリスクが高い呼吸器内科医、耳鼻科医、歯科医、関連した看護師、歯科衛生士を守るべきです。医療崩壊を防ぐべきです。正確ではない感染者数で毎日一喜一憂するよりも、感染対策を施したうえで社会経済活動をしていかないといけません。このままだとコロナを克服した中国・韓国・台湾などに後れをとり、それでなくても日本はアジアの衰退途上国とされており、それが加速されます。コロナ対策に使った60兆円の国費はすべて次世代に莫大な借金として負担させることになるのですから。
わたしたちも原点に戻って、 コロナに立ち向かいましょう。
2019.02.25
歯周病は第6の糖尿病合併症といわれ、特に2型糖尿病では歯周治療が血糖コントロールの改善に有効である(糖尿病診療ガイドブック)ことが推奨されております。
本医療法人の理事長は糖尿病協会登録歯科医(第883号)であり、糖尿病治療に専門医と連携して対応しております。その他、動脈硬化症や冠動脈疾患、心内膜炎、誤嚥性肺炎、早期低体重児出産などに歯周病原菌が関与しており、各専門医と連携して歯周治療に対処しております。ご相談ください。
2019.01.01
大阪北部地震、西日本豪雨、台風、災害が続く日本列島でした。私も自動車事故の後遺症をかかえました。
昨春、ヤン・リンデ教授が久しぶりに来日講演をされました。このリンデ岡本浩先生の歯周病学コースに、重い手術器具とリンデの教科書を持って、東京へ通い詰めた若く熱き日々を思い出しました。
その折、かねてより訪れたかった鹿児島の知覧へ行ってきました。実は私の伯父が海軍士官として昭和18年にソロモン沖で戦死しております。帝国大学を出て温厚で文武に長けた青年でしたが、海軍のパイロットに志願し南太平洋を転戦、最後は敵艦に突撃されました。
知覧は武家屋敷も残る薩摩藩の城下町で、桜が満開で開聞岳が望まれ、こんな美しい所から沖縄へ向け飛び立ったと思うと涙を禁じえませんでした。改めて今も変わらない無責任な国策と人生について考えさせられました。
今年も皆様に希望の日がくることを祈っております。

2018.04.15
大阪で行われました河原英雄先生の総義歯セミナーに行ってきました。
理事長は若い時代より、故・納富哲夫先生、故・安部栄一郎先生、阿部晴彦先生、稲葉繁先生などに師事し、総義歯を得意分野にしてきましたが、河原英雄先生も若い時代より勉強家で先端医療を取り入れる臨床家として知られており、60の還暦を境に大分県の田舎へ引っ越され、高齢者の噛める入れ歯をボランティア的に安価で作ることに精力を注いでおられます。
材料は安価ですが、理論に裏付けられたしっかりとした義歯を作られました。噛むことができるようになると、寝たきり老人が歩けるようになるまで回復できるということが近年明らかになってきており、歯科医冥利に尽きると感服いたしました。

2018.03.22
九州の学会の折、かねてより行きたかった鹿児島の知覧へ行ってきました。
実は私の伯父が海軍士官として昭和18年にソロモン沖で敵艦に突撃し戦死しております。帝国大学を出て将来を嘱望されていましたが、海軍のパイロットに志願し、南太平洋を転戦し、最後は敵艦に体当たりしたのです。温厚で文武に長けた優秀な方でしたので非常に惜しまれました。
知覧は薩摩藩の城下町で武家屋敷も残る素晴らしいところでした。桜が満開で開聞岳が望まれ、こんな美しいところから沖縄へ向けて飛び立ったのだと思うと涙を禁じ得ませんでした。特攻隊員は平均年齢21歳で、大学出身の方が多く、勝ち目のない戦局を全て理解したうえで飛び立ったのです。改めて今も変わらない無責任な国策と自分の人生について考えさせられる機会となりました。




2018.03.21
世界で最も使われている歯周病学の教科書の著者でもある著名なヤン・リンデ教授が久しぶりに日本で講演をされました。今回は東京と、震災復興支援のため熊本での講演があり、理事長も受講してきました。
スウェーデン・イェーテボリ大学への留学生第一号としてこのリンデ教授のもとで学ばれた岡本浩先生が日本に帰国され、理事長がまだ30代のころ、東京の目黒で研修会を開かれていました。当時、歯周病は日本ではまだ歯槽膿漏と言われ不治の病とされ、ひどくなれば抜くしかなかった時代でしたが、最新の歯周病治療を連日夜遅くまで勉強したものです。余裕のない30代でしたが、重たい手術器具とリンデ教授の教科書を持って目黒をはじめ東京に通い詰めました。岡本先生とはそれ以来の長いつきあいとなりますが、熊本で10数年ぶりに旧交を温めてきました。


2018.03.11
本日は大阪にて小宮山彌太郎先生のセミナーを受講してきました。
理事長は長年インプラント治療に携わり、これまでに1,000本近くの実績を残しているのですが、小宮山先生はスウェーデン・イェテボリ大学のブローネマルク博士に日本人として初めて師事し、骨結合型インプラントを日本で初めて東京歯科大学にて導入した先駆者であり、現在も最前線で活躍されています。外科の基本に忠実で患者本位の施術を主張され、初心に返って講義に集中した1日でした。
